2013年1月7日星期一

王者S.ベッテル「信じることを決してやめなかった」

王者S.ベッテル「信じることを決してやめなかった」
レッドブルのセバスチャン ベッテルは、3年連続ワールドチャンピオンを獲得した今シーズンを振り返り、「信じることを決してやめなかった」とまとめた。現地時間(以下、現地時間)19日、F1公式サイト『Formula1.com』が伝えている。

 今季のS.ベッテルのドライバーズタイトル獲得は、F1の歴史に新たな1ページを刻んだ。25歳での3度目のワールドチャンピオンは、アイルトン セナを大きく上回るF1史上最年少記録で、また3年連続でのタイトル獲得はファン マヌエル ファンジオ、ミハエル シューマッハに続くF1史上わずか3人目の偉業である。

 最終戦ブラジルGPでのタイトル獲得時の心境について、自身は「適切な言葉を見つけるのが難しかったことを覚えているよ。ああいう瞬間は、実感するのに時間がかかるんだ。あまりにもクレイジーなレースで、全コーナーで予測できない状況が現れていた。混乱という言葉を使うのが正しいかもしれない。最終的にこうなったのは、僕たちが広い視野をまったく失わなかったおかげだった。2012年、特にブラジルのレースは、成功は細部に宿るということを僕たちに教えてくれたと思う」と振り返っている。

 インテルラゴスのフィニッシュラインを越えた瞬間については「(感情の)爆発は後でやってきたよ。フィニッシュラインを越えた瞬間、僕はとても静かだった。多少、空っぽだったんだ。大きな重荷が胸から降りたときに、そうなるんだと思う。それから2週間後、ようやく発散して、何カ月も前に放り出した自分の生活を再開するんだ」と説明した。

 再び自分の手元に戻ってきたトロフィーについては、愛着があるようで「10月にオーバーホールのために返さなければならなかったんだ。簡単なお別れじゃなかったよ!!(笑)もちろん、自分のところに戻ってくるのを願っているけど、そこに彫刻された名前をすべて読むときにはそれ自体が独特の命を持っていることを理解するんだ。今は、僕のキッチンのテーブルの上に戻ってきた。2013年にそれを手に入れようと争う気持ちを駆り立てるためにね。テーブルにつくたび、そこに刻まれた名前を全部読むために回しているんだ。かなり神秘的な行為だね。最後の3つの彫刻が自分の名前なのを見ることは、深く心を動かされるよ」と感慨深げに語っていた。

 なお、ブラジルGPでの自身に追い越しに対して、フェラーリが抗議を検討した件については「正直言って。僕の方に不正があったいう考えは一度もよぎらなかった。波乱のレースだったけど、僕は確実にすべての旗を見ていた。その色もね! クリスチャン(ホーナー、チーム代表)が電話してきて、フェラーリがレース結果にあまり満足していないと言われてからようやく、フェラーリが何かを企んでいるという情報を入手した。FIA(国際自動車連盟)が問題の状況の記録を1インチ単位でチェックし、すべてがルール通りだったと確認した後、フェラーリは抗議をやめた。でも、チェッカーフラッグが振られて以降、僕の方にはひとつも不正な動きはなかったとわかっていたよ」と自らの正当性に自信があったことを強調していた。

 今季は8人の勝者が誕生する波乱のシーズンで、S.ベッテル自身もヨーロッパGPやイタリアGPでのオルターネータートラブル、アブダビGPでのピットレーンスタートなど苦戦を強いられる場面もあった。

 今季の戦いから学んだことについて、「今年のカギは、信じることを決してやめなかったこと。信じてほしいけど、言うは易く、行なうは難しなんだ。誰がチャンピオンになるか、誰が敗者になるかについては、一時的な発言をする『専門家』がたくさんいる。それにくよくよする必要はないんだ。ポジティブでもないし、ネガティブでもない。自分の仕事に全力で集中し、他人が何をしているか、していないかは決して気にしてはいけないんだ。一部のライバルが過小評価していたことは、1ポイントが重要だという理解だ。わずか3ポイントが最終的に1位と2位を分けた。それが再びトロフィーに名前を刻むか、そうじゃないかの違いなんだ」と力強く語った。

 先週末、タイ バンコクで行なわれたレース オブ チャンピオンズでは、M.シューマッハとのドイツチームで国別対抗戦優勝を飾ったS.ベッテル。「バンコクは楽しかったよ。慌ただしい生活からの完璧なリラックスだった。これから今後数週間は、セバスチャン ベッテル個人に集中するよ。その後、2月はじめに再び顔を出して、『RB9』を理解するんだ」と今後の予定を明かし、1年間のファンの声援に感謝した。
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